表現の自由、自由権、社会権、生存権、進歩主義、多文化主義、機会平等、男女平等、公平公正な分配、弱者とマイノリティへの慈悲と救済および支援。能力主義は公正な倫理観が前提となりそれに加えて生存権を重視しての結果の平等の必要性を社会は理解すべきではないか?

2020-01-01から1年間の記事一覧

世界の均衡ある発展が中長期的には我々の生活を幸せにする

ここに書くのは、僕のような一般の中道左派にとっては誤解されかねない内容ということになるが、にもかかわらず何故に書くのかというと、この内容が日本の中道左派と日本社会の未来にとっては本来的には非常に重要な観点になり得るからだ。 --- リカード…

政治におけるリベラルという語の変容について

09年9月の旧民主党政権樹立の際に社民系が民主党と連立していたので、当時中道リベラルとされた社民国による民主党連立政権を支持した。同じ時期に米国ではチェンジということばを活用したオバマ政権が生まれていた。 (この両政党は名前が同じで立場も近か…

認識について -普遍性-

そもそも世界の構成は基本的で部分的な構造だけではミクロもマクロも相似的な様相を呈しており、それらが相関関係のなかで特定の意味を形成しているということが普遍的なありかたとして理解できるが、これはまるで異なる文化世界においても、同じように理解…

2050年からの世界への希望

僕の考え方がリベラルすぎるという批判もあるが、この場合のリベラルとはは中道左派の社会自由主義的なものであり、要するに革新を前提とし社会的市場経済において再分配を十分にすることで市場経済での格差を是正する民主的な社会という意味でのリベラルな…

コロナ禍に際して考える

コロナ禍で世界各国が感染拡大を抑えるために緊急事態状況なのだけれど、それは経済の著しい縮小を招いている。 この状況に関してはテレワークなどの新しい労働スタイルを確立する機会でもあるものの、経済対策をした結果、財政赤字が世界中で急拡大するわけ…

(近未来における)リベラルな社民主義を望んで

社民主義を支持している。同時に社会自由主義としてのリベラルも重視したい。 一般に社会主義から派生したとみなされる社民主義だが、マルクス経済学にフランクフルト学派の政治学が融合したものであると考えているが、そこに社会進歩と平等の理想が民主主義…

(現実的目標になり得る)福祉国家を目指すべきことに関して

2009年にリーマンショックが発生したが、それはそれまでの新自由主義(中道右派)の勢いが強かった格差社会の時代の終焉の予兆であった。 一般人や弱者の視点が反映されてなかった政治に逆に中道左派の穏健な平等主義の観点の再導入が必要と感じていたが、丁…

理想的な社会にするために僕たちは何をすればいいだろう

目次 1. 我々は何を前提に真実を捉えているのだろう? 2.啓蒙の是非と民主主義のための開かれた社会における透明な議論の重要性 3. 民主的コミュニケーションにおいて理想と現実をつなげる 1. 我々は何を前提に真実を捉えているのだろう? フッサールの現象…